最終更新:2026-09-23

編成のエンジン ── 3人を「何が何を起こすか」で決める

3人を「アタッカー・支援・回復」で埋めると、揃っているのに火力が出ない編成ができます。

強い編成はどれも、1つの仕組みが別の仕組みを回し続ける形をしています。先に決めるのは役割ではなく、この連鎖(エンジン)です。エンジンが決まれば、残りの2人は「そのエンジンが欲しがるものを出せるか」だけで選べます。

AP・山札の共有といった前提と、ステータスや属性を揃える組み方は 編成の考え方 にあります。


1. エンジンの9つの型

エンジン 何が何を起こすか 中心になる戦闘員
追加攻撃の駆動 味方がカードを出すたびに、別の戦闘員の追撃が出る ヒューゴ、セレーナ
主砲の使い回し 同じ攻撃カードを手札に戻して、1ターンに何度も撃つ ハル、テネブレア
破棄 カードを捨てる行為そのものが攻撃になる ニア
ドローの連鎖 引いたカードが引かれた瞬間に発動し、さらに1枚引く ヒルデ、フェイ
亀裂の連鎖 1体に積んだ亀裂を、何度も起爆する アラベラ、オルガ
シールド起点 守った量がそのまま固定ダメージになる マリベル、アミール
一撃 消滅でコストを下げ、バフを1発に集める ナイン、カイロン
APの変換 コストの重さを別の資源に変える リタ
大破の繰り返し 大破させるたびにカードが手札に戻る セレニエル

どれも、カードの効果文にそのまま書かれています。

  • 主砲の使い回し:ハルのアンカーポインターは0コストのスキルで「山札または墓地からアンカーシュートを手札に移動」。ヒ3なら回収付きなので、1枚の主砲を何度も撃ち直せます
  • 破棄:ニアのアクセントミュートは「コストが最も高いカードを1枚破棄。そのカードを所持中の戦闘員は、ランダムな敵に追加攻撃150%」。捨てる相手が味方でも成立します
  • ドローの連鎖:ヒルデのホーミングアローは「感応:このカード発動」を持ち、効果に「ドロー1」が入っています。引かれた瞬間に撃って、さらに1枚引きます
  • 大破の繰り返し:セレニエルのホーミングレーザーは0コストで「大破時、墓地から手札に移動」。大破させ続けるかぎり、同じ札が戻り続けます

亀裂と苦痛は伸ばし方が正反対なので、どちらの型で組むかは 編成の考え方 § 型4 を先に見てください。


2. 追加攻撃の駆動 ── 1APで引き金を何回引けるか

上位でいちばん多いのがこの型です。本人のカードではなく、味方が出したカードの枚数で火力が決まります。

ヒューゴ:味方のスキルと強化で貯め、単体攻撃で使う

狩猟本能は「[開戦]他の戦闘員が強化またはスキルカード発動時、狩猟の開始1」。貯めるのは味方の仕事です。ヒ3を採ると「狩猟の開始が発動すると、対象に挟み撃ち50%」が付き、貯めた分がそのまま追撃に変わります。

狩猟の開始は単体を狙う攻撃で消費されるので、敵が多いほど噛み合いません。ボス戦向けのエンジンです。

セレーナ:3つの条件が1回の攻撃に重なる

セレーナの挟み撃ちは、採るヒラメキで条件が変わります。

カード 条件
高倍率照準器 ヒ4 1ターンの間、他の戦闘員の攻撃カード発動時、挟み撃ち100%
ドローン爆撃 ヒ5 情熱の攻撃カード発動時、挟み撃ち50%
ドローン爆撃 ヒ4 1ターンの間、弱点攻撃時、挟み撃ち100%
目標捕捉 ヒ5 大破時、挟み撃ち200%

条件が重なる相手なら、味方の1回の攻撃で挟み撃ちが複数出ます。情熱で揃えるほど噛み合うのはこのためです。

だから相方は「安く何枚も出せる人」

追加攻撃役の相方に要るのは、高倍率の一撃を持つ戦闘員ではなく、1APあたりの枚数です。

  • トレサ:短剣抜刀 ヒ1(0コストのスキル)で影の短剣を2枚生成。短剣は0コストの攻撃カード
  • ルーク:隠密な装填(スキル)でハンドガン弾丸を3枚生成。弾丸はどれも0コスト
  • メイリン:攻防一体 ヒ4(0コストの強化)で一撃を2枚生成し、コストも1下げる

0コストの攻撃カードを持つ戦闘員は37人中16人です。そのうち生成手段とセットになっている戦闘員(トレサ・ルーク・カシウス・オルレア)は、1APで引き金を3回以上に増やせます。

起動も発動に数えます。ゲーム内の定義では発動=使用または起動なので、ハイデマリの剣の雨 ヒ3(墓地の極光剣を5枚、追加攻撃で起動)はスキル1枚で攻撃カードの発動を5回起こします。「他の戦闘員の攻撃カード発動時」を条件にするセレーナとは、これだけで5回分噛み合います。


3. 支援は役割名ではなくリソースで選ぶ

「支援」と一括りにせず、エンジンが欲しがるものを出せるかで選びます。

戦闘員 出せるもの
カシウス ドロー、クエスト達成で生まれる0コストの生成カード、味方全体のストレス減少
ニア 破棄と、破棄されたカードの持ち主が出す追加攻撃、山札の操作
ベロニカ 息抜き ヒ1(0コスト)で他の戦闘員のカードを2枚ドロー。自分は攻撃カードをほぼ使わない
ティペラ 0コストの創造カードでAP・ドロー・治癒。次の攻撃の最初のヒットへの乗算バフ
ナージャ 限りなき飢えで手札のコストを1下げる
オルレア ふかちゃんの乗算バフ(保存で撃ちたいターンまで取っておける)、素早いちゃんの0コスト攻撃
レイ 闇の斬撃で基本攻撃カードのダメージを+100〜150%
ミカ 水の根源(0コストのスキル)で治癒とAP1

主砲が要求するものは、エンジンごとに違います。

  • ヒューゴはスキルと強化の枚数(貯める材料そのもの)
  • リタはAP。記録者が「カード発動時、そのカードのコストに応じて時間記録1」なので、重いカードを撃てるほど貯まります
  • セレーナは攻撃カードの発動回数。属性が情熱で揃えば、条件が二重に乗ります

同じ支援でも、組む主砲によってヒラメキを変えます。ベロニカは息抜き ヒ1 でドローに徹する型と、バリスタで自分も撃つ型では別物です。戦闘員ページの単体ビルドをそのまま編成に持ち込むと、エンジンに必要なカードが入っていないことがあります。


4. 3人目を決める順番

  1. エンジンを決める(§1)。誰の、どの連鎖で点を取るか
  2. エンジンの燃料を出せる相方を置く(§2)。追加攻撃なら枚数、主砲の使い回しならAP、一撃なら消滅カード
  3. 足りないリソースを支援で埋める(§3)。ドローが止まるならカシウスかベロニカ、APが足りないならミカかティペラ、コストが重いならナージャ

この順で決めると、3人目は自動的に絞れます。逆に「強い順」で3人を選ぶと、燃料を出せる人が誰もいない編成になります。

誰と誰が噛み合わないか(AP・手札・山札の取り合い)は 編成の考え方 に、コンテンツごとの組み方も同じページにまとめています。


未検証

  • ヒューゴの狩猟の開始が、範囲攻撃や追加攻撃でも消費されるか:単体を狙う攻撃で消費されることは分かっていますが、味方の追撃で消えるかは確かめられていません。なぜ重要か:消えるなら、追加攻撃役どうし(ヒューゴとセレーナ)を同居させたときに互いの燃料を食い合います
  • セレーナの挟み撃ちが弱点の1.25倍を受け取るか:ドローン爆撃 ヒ4 は弱点攻撃を引き金にしますが、そこから出る挟み撃ち自体に弱点の倍率が乗るかは別の話です。なぜ重要か:乗らないなら、属性を揃える価値は「引き金が増える」ぶんだけになります
  • 同じ支援が2つのエンジンを同時に回せるか:カシウスのドローとクエストのように、1人の支援が2人ぶんの燃料になる組み合わせがあります。なぜ重要か:回せるなら3人目を火力に使えますが、片方が枚数負けするなら、エンジンは1つに絞ったほうが上です
  • ヒラメキを変えた支援のビルドが、単体運用でも成立するか:編成に合わせて削ったカードが、ソロのコンテンツで必要になる場合があります。なぜ重要か:成立しないなら、支援はセーブデータを2本持つ前提になります